マイナー野菜の農薬確保 「作物群」で登録簡素化 農水省が検討

農水省は、生産量が少なく使える農薬数の限られるマイナー野菜向け農薬を確保するための仕組みを整える。

 

これまでは個々の作物ごとに登録が必要だったが、今年度中に、類似する作物は「作物群」として

 

ひとくくりにしてメーカーが登録できるようにする。果樹で先行導入していたが野菜にも取り入れ

 

生産量の多い品目だけでなくマイナー品目も対象とした農薬を確保する考え

 

メーカーは開発した農薬について、

 

作物への残留の程度や病害虫への効果などの試験データを国に提出し、登録されれば販売できる。

 

 

作物群で登録すると、メーカーは生産量が多いなど代表的な作物で試験をすれば、個別の作物ごとの

 

試験は省くことができる。長期間を費やさず、多くの作物を対象とした農薬の確保に結び付く。

 

欧米では、商業生産される全作物に、作物群での農薬登録を導入している。

 

同省は、商業生産される全作物に対し、作物群での農薬登録を目指す。手始めに昨年4月に果樹で導入。

 

リンゴ、梨、ビワなどの「仁果類」、桃や梅、サクランボなど「核果類」「ベリー類等の小粒果実類」「かんきつ」の四つの作物群を設定した。

 

 

野菜では今年度から取り入れる。葉物のように地上部全体を収穫するか、

 

キュウリなど果菜のように実の部分だけ収穫するかといった点や、収穫物の表面積や重さなど

 

農薬の使用方法や残留農薬の濃度に関係する項目を踏まえ、似た特徴の作物を同じ作物群に分類していく。

 

 

一方、同省は通常国会に提出した農薬取締法の改正案に、15年に1度、国が農薬の安全性を評価し直す

 

「再評価」制度の創設を盛り込んだ。改正案が成立すれば既存の農薬でも順次、試験データの出し直しなど再評価の手続きが進む見通し。

 

 

同省は再評価の際、これまで個別の作物ごとに登録していた農薬を、作物群での登録に切り替えるよう働き掛け、マイナー作物にも使えるようにしたい考え。

 

 

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