酪農体験に情熱、写真展も 北海道釧路市・籔内直美さん 牧場の日常伝える

北海道釧路市で酪農に従事する籔内直美さん(31)は神戸市出身で農業に憧れ、2015年にIターンした。

 

地域外から移住したことで見えた「酪農家の暮らし」の良さを伝えたいと、学生や移住希望者の酪農体験に情熱を注ぐ。

 

同世代の女性酪農家グループの代表も務め、写真展などを通じて地域の魅力を発信する。

 

両親は会社員。祖父の畑で遊んだ幼少期が、就農の原点だ。道内の大学の農学部に進み、大学院を経て農業資材を扱う三重県の会社に就職した。

 

苗などを販売するうち、農業をしたい気持ちが募った。大学の同窓生だった酪農家を頼り、釧路市に移住した。

 

110頭飼養する牧場では子牛の哺育や搾乳を担当し、畑で野菜も作る。新しい暮らしには多くの魅力があった。

 

食卓に上る新鮮な野菜。会社員時代よりも健康的な生活になった。作業は工夫次第で成果が出る。

 

「都会の人にも、この暮らしが選択肢の一つだと知ってほしい」と、酪農体験の受け入れに力を入れている。

 

月に1度、学生や地方移住に興味を持つ人を牧場に招く。朝5時に起き一緒に搾乳し、酪農家の日常を味わってもらう。

 

地域の女性酪農家グループ「Becotto(べこっと)」の代表を務める。

 

趣味のカメラを生かし、牧場の日常を紹介する写真展を企画。地元の空港などに交渉し、16年から2年連続で実現させた。

 

至近距離から牛を捉えた作品には酪農家らしさがにじみ、来場者の注目を集めた。

 

新作物の栽培や狩猟など、やりたいことは尽きない。「こんな生活もいいなと思ってもらうために、まず自分が存分に楽しみたい」と構想を練る

 

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