農業用パイプライン 破損防止装置普及へ 農研機構が手引公開

農研機構は、農業用パイプラインに使う塩ビ管が、水圧で壊れるのを防ぐ「圧力変動緩和装置」

 

の設置マニュアルを公開した。設置前の調査や準備、管理上の注意点などを管理者向けにまとめた。

 

装置は製品化されているものの、まだ普及の段階。全国でパイプラインの老朽化が進む中、営農を妨げる破損事故の抑制が期待できる。

 

農研機構は「全国的に農業用パイプラインの老朽化が進み、事故が増えつつある。

 

パイプラインの破損は、営農に関わる大きな事故。少しでも老朽化を抑え、事故を減らしてほしい」と強調する。

 

塩ビ管は軽く扱いやすいため、径の細い農業用パイプラインに使われている。

 

同機構によると、直径50センチ以下の小口径パイプラインの約3割は塩ビ管だ。

 

ただ、弁を閉じたときに発生する大きな圧力など、日常的に負担がかかると、疲労で壊れる例が多いという。

 

「圧力変動緩和装置」は、パイプラインに一定間隔で備えている空気弁に取り付ける。

 

装置には空気がたまるタンクがあり、空気は水門の開け閉めで急激に高まる圧力を吸収する。

 

また、流水に含まれる空気を回収する働きもあるため、空気がパイプの途中にたまり、圧力を変化させるトラブルも回避できる。

 

マニュアルでは設置前に、周囲の土質や地震の有無などの調査を勧める。圧力による疲労以外は装置で防げないため。

 

装置で使うタンクや弁といった部品の機能を説明し、正しい設置法を紹介

 

。実際に施工した沖縄県や佐賀県の事例も掲載した。

 

土地改良区や行政職員、農業土木の技術者らに活用してもらいましょう

 

 

 

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