北海道地震 肉用牛 養豚 影響尾を引く 水不足、畜舎損壊も 復旧「一刻も早く」 厚真町、安平町

北海道地震の震源地に近い厚真町や安平町で、肉用牛や養豚などの畜産に大きな影響が出ている。

 

肉用牛の生産者は震災後、地下水が出にくくなり、飼育に不可欠な水の確保や

 

早期の断水解消を求める。養豚農家は畜舎の破損や、豚が死亡するなど被害が深刻だ。

 

肉用牛農家約10戸が集まる安平町遠浅地区。

 

黒毛和種約20頭を飼育する上川一市さん(80)は、震災以降、蛇口から出る水の勢いを気に掛ける。

 

水をしばらく出すと量が非常に少なくなるなど、安定しない。

 

地下水をポンプでくみ上げ、牛の飲み水などに使う。

 

「町の水道をつなげたり、新たな地下水からくみ上げたりする対応を考えないとならない」と不安な表情だ。

 

一方、町の水道を使う農家は断水に苦しむ。

 

黒毛和種約30頭を育て東遠浅肉牛組合の組合長を務める嶋敏樹さん(63)は

 

行政による毎日2回の給水でしのぐ。ただ、給水を受けた水を畜舎間で移動させる手間などがかかり、

 

早期の復旧を訴える。嶋さんは

 

「水の確保に困っている農家が多い。牛は大量の水が必要。

 

災害時に水や電気を確保できる体制づくりが大事だ」と話す。

 

厚真町で3000頭以上の豚を飼育する希望農場では

 

分娩(ぶんべん)舎の設備が壊れ、豚300頭がふん尿をためる水槽に落ちて死んだ。

 

中島道義代表(73)は、

 

「余震が続き、建物の被害が広がらないか不安。従業員もいる。再起してやらざるを得ない」と話す。

 

管内のJAとまこまい広域は

 

「水道は一刻も早く復旧してほしい。被災した農家とは時間をかけ話し合い、対応したい」

 

(畜産部)とする。

 

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