政府 牛乳房炎に支援 施設撤去助成も 北海道地震台風21号

政府は28日、北海道地震や台風21号で被災した農業者への支援対策を決めた。

 

北海道では地震による停電で搾乳が滞り、乳房炎にかかる乳牛が多発したため、

 

牛の治療費や緊急的に確保した発電機の経費などを助成する。

 

被害を受けた農業用ハウスの修繕や撤去にかかる経費負担の助成率を引き上げる。

農水省は同日、斎藤健農相を本部長とする緊急自然災害対策本部を開催。

 

同会議で支援策をまとめ、斎藤農相は「あらゆる手段を活用し、被災した農林漁業者が再生産に意欲を出すよう、農水省一丸となって取り組む」と話した。

対策には、北海道地震で被害を受けた酪農家に対する支援策を盛り込んだ。

 

乳房炎を発症した乳牛の治療、予防費用を助成する。同病によって牛が死亡、または廃用にした農家には、新規の牛の導入を支援する。

 

停電によって緊急的に確保した非常用電源の経費も助成する。

被災農家が経営再開に向けて運転資金を確保できるよう、北海道地震で被害を受けた農家を対象に、

 

農林漁業セーフティネット資金などの災害関連資金を5年間無利子化する。

 

農業近代化資金の借り入れは、農業信用基金協会の債務保証料を5年間免除するとした。

台風で農業用ハウスや農機が損壊した農家に対しては、被災農家向けの経営体育成支援事業を発動する。

 

国が補助する再建・修繕に必要な費用の助成率を通常の10分の3から、2分の1に引き上げる。

 

使い勝手をより良くするため、対象地域や補助上限額の制限も撤廃する。

被災果樹の改植や未収益期間の支援、被害果樹の利用促進のための支援、共同利用施設の早期復旧、

 

農産物の輸送対策、資金繰り支援、被災農家の就労機会の確保、共済金や保険金の早期支払いなども盛り込んだ。

一連の対策は、自民党の同日の農林合同会議での取りまとめを踏まえて編成した。

 

同省によると、同日時点で農林水産関係の被害額は北海道地震で669億円、台風21号では247億円に上る。

 

 

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