[働き手確保へ 支えるJA](3) 通年就労(北海道・ようてい) スキー場から畑 提案

北海道のJAようていは道後志総合振興局などと連携し、冬場にスキー場などで働く

 

 

 

若者らに夏場の農業の求人を紹介する「『まち・ひと・しごと』マッチングプラン」に取り組んでいる。

 

 

 

冬にスキーを楽しみながら通年で働ける点をPRし、移住・定住にもつなげる。

 

 

 

JAは農家を紹介したり、住居を確保したりして働きやすい環境を整備。

 

 

2016年からの3年間で35人を農業に受け入れた。

 

後志地域はニセコをはじめ国際的なリゾート地がある。冬は国内外から毎年1000人

 

 

ほどがリゾート施設で働きながら滞在する。ただ、春になるとほとんどが帰ってしまう。

 

 

プランは、こうした人に夏場の農業の働き手となってもらう取り組み。振興局と管内のリゾート企業、JAが連携する。

振興局は2月ごろ、求職者に夏の仕事を紹介する場を設け、JAも参加する。

 

 

JAは「通年で雇用可能な形ができており、就業希望者にとっても魅力があるはずだ

 

プランを通じて今年は14人が農業に就業。石狩市の森田遼さん(31)もその一人だ。

 

 

 

1月から同地域のスキー場でアルバイトをしていたが、元から農業に関心があり、説明会に参加。

 

 

 

就農を希望していることもあり、作業をしっかり教えてくれることを前提にJAに相談した。

 

 

真狩村でユリ根やナガイモ、ニンジンなど150ヘクタール栽培する大広正紀さん(42)

 

 

の下で4月から11月末まで働いた。「要望した通り丁寧に教えてくれて、就農したい気持ちが強くなった」と森田さん。

 

 

森田さんが滞在中に宿泊している村のシェアハウスは、マッチングプラン利用者が優先的に宿泊できるようになっている。

 

 

 

JAが村と話し合った。他の地域では連携するリゾート企業の施設などで宿泊できる。

 

大広さんは普段は家族3人とパート従業員1人で作業する。

 

 

ハローワークで募集しても、地域全体で人手が集まりにくくなっている。

 

 

 

「男手が一人いるだけで雲泥の差。JAが村とも話し合いながらやってくれて安心できる」とJAの取り組みを評価する。

 

人手を確保できない農家も多いことから、JAは「まだ手探りの状態。

 

 

 

リゾート施設との連携強化やインターネットの活用で、求人情報の周知をしないといけない」としている。

 

全国の事例では、周年で働ける環境をつくるため、

 

 

農繁期がずれるJA間でアルバイトをリレー方式でつなぐ事例もある。

 

 

北海道のJAふらの(メロン)、愛媛県のJAにしうわ(ミカン)、

 

 

沖縄県のJAおきなわ(サトウキビ)で連携する。次の農繁期を迎えるJA担当者が

 

 

現在アルバイトが働いている産地に出向き、説明会を開く仕組みだ。

 

 

3JAは協議会の設立も決め、連携を強化する。

 

 

 

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